城東教室が大切にすること

  • 読んで、一緒に考えてほしいことです。

 

子どもの心に寄り添う

大人でも子どもでも、何人か集まると、つい、人と比べたくなるのが人間です。「私は、あの人よりはマシだ」とか、「なんでウチの子は、あの子みたいに、すぐできないんだろう」などなど、比べても仕方ないと思いながらも、比べてしまうのが私たち人間です。

でも、自分が子どもだったとき、もし、「お前はダメだ、もっと頑張らなくちゃ、人に負けてしまうぞ!」って言われ続けて育った環境にあったとしたら、悲しくなかったですか?

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たとえ、運動会で一等賞はとれなくても、同級生より勉強ができなくたって、お母さんやお父さんから、時には叱られたとしても、「私は親に大切にされてる」って思える環境にあったなら、いまはできないけど、いつかきっと、お母さん、お父さんに喜んでもらえるようになるぞって思いませんでしたか?

私たちの考える、善いこと・良いことが、真実か

私たち人間が考える、善いこととか正しいことは、時代や環境が変われば、いくらでも悪にも虚偽・誤謬にもなります。今でも国によって習慣も文化も、善悪も法律さえも違います。また、それらも不変なものはなく、時代とともに変わっていきます。

地球上でただ一人、真理を発見した(考えて発明したのでなく、宇宙の絶体真理をさとられて仏になった)といわれるお釈迦さまは、阿弥陀経(あみだきょう)のなかで、(蓮の花は)青色は青光 黄色は黄光 赤色は赤光 白色は白光 微妙香潔(みみょうこうけつ)であると示されます。

つまり、人間は、みんなと一緒でなければいけないとか、青が良いとか、赤が良いとか比較したがるが、仏(真理)の眼から見たら、青も・黄も・赤も・白も、それぞれみんな違って、みんながどれも素晴らしいものである、と。 比べるものでもないし、比べても、人間には、絶対的な良し悪しなどわかりません、と。

一人ひとり、成長の早い子もいれば大器晩成型の子もいます。他人と比べる必要はありません。わが子が一人で歩き出すまで、「いつでもどんな時でも、決してあなたを見捨てたりしないよ!」という、お母さん、お父さんの思いは、子ども心にしっかりと根付きます。

いま私たちは、全世界70億人の中にあって、日本国という恵まれた環境にあります。経済的に豊かな日本にあっても、家庭環境によっては英語教室なんて高嶺の花、という子も大勢います。その子がダメ人間・不要だなんて誰にも言えません。最近のNHK朝ドラのように、「環境」という縁が変われば、誰でも、どのようにでもなる可能性を持っているのですから。

この恵まれた環境に感謝しながら、目先のことに一喜一憂せず、お子さまを暖かく見守ってくださる親御さまの増えることを、心から願っています。

人生はもともとでこぼこ道

誰一人、ものごころついてから今日まで、すべてが順風満帆という人はいないでしょう。どうして良いかわからない程の困難や苦難と出遭って、何とかやり過ごせたこともあったでしょう。

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将来、愛するお子さまが色んな苦痛と出遭ったとき、なんとか乗り越えて欲しいですよね。

子どもを授かったから親になれました。だから、子どもの年齢と親の年齢は一緒だと教えていただきます。育児経験を積みながら親として成長していくのですね。

子どもは親の姿をよく見ています。家や職場、外出先などで、親として子どものお手本となるような生き方を心がけていれば、子どもはそれを見て「お父さん、お母さんのようになりたい」と思うようになります。

そう思ってくれれば、親が「あれやれ、これやれ」と干渉し、強要しなくても、子どもは自主的に目標を見つけて成長し、そして、独り立ちしていきます。お子さまと一緒に、悩み、喜びながら、一歩一歩ですね。 

ご縁あって城東教室で学ばれるお子さまが、成長して、人生の様々な事態と出遭い、悩んだり喜んだりしながら、生き抜く力と優しさが育まれますことを願って、日々レッスンにあたっています。

最後まで読んでいただき感謝です。

2017年01月04日